コンパクトデジタルカメラTG-7と防水プロテクターPT-059ファーストインプレッション
OMデジタルのコンパクトデジタルカメラTG-7と防水プロテクターPT-059を初使用してきました!
OMデジタルの「TG-7」は、2022年7月に発売された防水・防塵・耐衝撃・耐低温を備えたコンパクトデジタルカメラです。画像処理エンジンは「TruePic IX」で、レンズは「F2.0-4.9」の35mm判換算24mm-120mm、2048万画素となっています。TG-6との違いはほとんどないので、TG-6を使っている方は正直言って買い替える必要は全く無いです(笑)
TG-7の特徴
- 防水・防塵・耐衝撃・耐低温性能:水深45mまでの防水、-10℃までの耐低温、1.5mの高さからの耐落下性能を備える。
- 高画質な写真・動画撮影:画像処理エンジン「TruePic IX」と新レンズ「F2.0-4.9」により、高画質な写真・動画撮影が可能。
- 多彩な機能:4K動画撮影、マクロ撮影、タイムラプス撮影、星空撮影など、多彩な機能を搭載。
という感じ。このカメラに対応する水中ハウジング(防水プロテクター)がPT-059になります。PT-059は前モデルのTG-6でも使用できますので、TG-6が壊れてしまった時はカメラだけTG-7に買い替えるというのはありですね。
PT-059の特徴
- 水深45mまでの防水性能。
- 各社グリップやコンバージョンレンズ、水中ライトや水中ストロボなどの拡張性がある。
今回、このセットを水中で初使用してきましたので、その感想をお伝えします。
使用した機材
- デジタルカメラTG-7(RED)
- 防水プロテクターPT-059
- INONグリップベースD5両手セット
- INON水中ストロボS-220 x2灯
- RGBlue水中ライトSYSTEM03ツインライトノーマルカラー
- UN水中モニタリングPRO MARKⅡ For PT-059(製造販売終了)
ファーストインプレッション
水中で初使用した率直な感想を簡単にお話します。
- 小さくて軽くて機動力が高い
- オートフォーカスは思っていたより速い
- 半押ししてから構図を決めては遅いので、シャッター一気押しが良い。ということは必然的に日の丸構図になりがち
- レンズの交換でマクロもワイドも即座に切り替えができる
- 次の機種にはマニュアル露出を搭載して欲しい
日の丸構図の解決策となると、狭い範囲ではありますがフォーカスポイントの移動ができるので、予めポイントを移動させておいてそこでシャッター一気押しで構図を作ることができます。また、半押しAFしてからマニュアルでピントを前後することもできるなんちゃってマニュアルフォーカスもできますので動かない被写体だとピントを任意の位置に追い込むこともできます。とは言っても半押しキープでカメラを前後させた方が早いですけどね(笑)
使用した機材の感想
- 【INONグリップベースD5両手セット】グリップしやすく、グリップ幅も替えることができるので便利です。右手側はグリップを持ったままだとシャッターレバーが遠くて押しにくいので直接ハウジングを持つのがおすすめです。
- 【INON水中ストロボS-220】とてもコンパクトなストロボで照射角も広く、TTL自動調光も良好です。ストロボはいずれにしてもあった方が良いです。
- 【RGBlue水中ライトSYSTEM03ツインライトノーマルカラー】TG7との相性は抜群です。特に顕微鏡モードやストロボ光が当てにくい場所の被写体に効果的。
- 【UN水中モニタリングPRO MARKⅡ For PT-059】液晶画面が拡大されて見やすくなりますが、自分は老眼が始まっていてレンズに目を付けると液晶がボケて見えませんでした(笑)なので少し目を話してモニタリングを覗く使い方になりました。
今回、ワイドレンズも使いたいと思って、ツインライト用のロテーションリングアダプターにM67-XDマウント変換リングを付けてワンタッチで着脱できるようにしました。しかーし!ワイド端で思っきりケラレましたので、ツインライトを付けてる時はズーム&接写で使用するようになります。便利さを追求するとデメリットもありますよね~。
こういうシーンにはヘッドの小さいツインライトはめちゃめちゃ有効です。
ツインライトだけで撮った写真ですが、被写体までの距離が離れていてツインライトの光が届いていません。
ツインライトとストロボを併用することで被写体にはストロボ光が当たり、手前にはライト光が当たって良い感じ。
総評とおまけ
TG-7とPT-059はダイビングを初めたばかりの方やこれから水中写真を始める方にお勧めのセットです。
一応自動追尾機能も付いているみたいですし、次回はその自動追尾機能やINONの水中マイクロ魚眼レンズ UFL-M150ZM80を使ってみたいと思います。
そして今回は初回使用にも関わらず、純正Oリングを使わずに互換品Oリングを使ってみました。結果!水没なし!だって純正Oリングは値上がりして高いんですもん(笑)