水中写真が上手くなるために何をしていますか?
SONY α7R5とCANON EOS R6とでメジロを撮り比べてきました
みなさま!おはこんにちばんは!
新しいAI-AF性能で話題のフルサイズミラーレスデジタルカメラ「SONY α7R5」と「CANON EOS R6」とでメジロを撮影してきました。
使用したレンズはSONY用に「TAMRON 50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD」、CANON用に「RF100-400mm F5.6-8 IS USM」です。
水中写真が上達するために
水中で上手に写真を撮るためにはいろんな技術や知識が必要になります。例えば・・・
- カメラの知識
- ダイビングスキル
- 被写体の知識
- 撮影地
- 撮影環境
- 撮影機材
- ガイド
- 経験
などなど、細かく分ければもっともっとあると思います。
ではそれをどこで学ぶのか?経験するのか?というとまずは陸上ですよね。これとても重要です。水中写真を撮る方でも意外といらっしゃるのが「私、水中しか撮りません」という方です。なんでやねん!笑、水中写真が上手くなりたいなら陸上で撮りまくって上手くなってください!
ダイビングは、限られた時間、場所、環境など、かなり特殊で限定的な条件での撮影となります。そんな中で上手になろうと思ったら、それこそ毎日のように潜って撮影してダイビングスキルも磨いていければすぐに上達すると思いますがそうはいきません。そこで、陸上で花や鳥や虫や動物や風景や人物などなどの写真をたくさん撮影することで自分の使っているカメラの性能や機能の知識、センスや構図やタイミングや考え方などたくさんの事を学ぶことができます。そうして身につけた技術や知識を水中撮影に活かすことで限られた時間の中でも最短で結果を出すことができるのです。
だからダイビングに行けないときはぜひとも陸上でバンバン写真を撮るようにしてください。ということで、自分の使っているカメラでメジロを撮り比べてきました。
α7R5とEOS R6で撮り比べ
はじめに、カメラとして比較するべき相手が違うとは思いますが、自分が使っているカメラですのでこの2機種で撮り比べてきました。
※R6は1.6倍クロップで撮影しています。(理由は後ほどお伝えします)
撮影条件はどちらもレンズの最大絞り開放の望遠側で撮影しています。オートフォーカスは実験ということでSONYは「鳥(瞳・頭・体)」、CANONは「動物」です。
被写体認識の性能は言うまでもなく圧倒的にα7R5の圧勝でした。引き写真で手前に枝や花などの障害物があってもなかなかの確率でメジロをフォーカスしてくれます。一方、R6は手前に何かがあるとそちらにピントが合いがちでした。
写真を見比べて頂くとわかると思いますが、R6の方が1.6倍クロップしているのでメジロが大きく写っていることがわかります。この理由は、よりズームして手前の障害物をなくさないとなかなかピントが合わなかったからです。もちろん、普通に真ん中一点のスポットAFを使えばバシバシピントは合いますが、今回は(今回もw)被写体認識性能の違いを確認したかったのであえAFは被写体認識に頼っています。
ただS7R5も日陰で暗くて的が小さく後ろが抜けているシチュエーションではAFが合わないということもありました。とは言え、どちらのカメラもレンズも総合点としてはかなり優秀なAFで、ちょこちょこ動くメジロも一度捕まえてしまえば、トラッキングで食いついて離さないこともあり、打率もかなり高くなります。
メリット・デメリット
SONY α7R5 & 50-400mm F/4.5-6.3 Di III VC VXD
- 被写体認識が優秀
- 高画素でトリミング耐性が高い
- 50-400mmは50mmでの最短撮影距離が0.25mと寄れるのでハーフマクロも撮れる
- 10コマ/秒と連写が遅い
- レンズが重たい
CANON EOS R6 & RF100-400mm F5.6-8 IS USM
- 高感度耐性がある
- 30コマ/秒と連写が速い
- レンズが軽い
- 価格がお手頃
という感じでしょうか。あくまでも今回の簡単な撮り比べでの比較ですが。
最後に
よくあるカメラマンのレビューのようにめちゃめちゃ詳しく厳密に比較したわけではありませんが、個人的にはAFはA7R5、連写はR6という感じでした。そして何より手持ち撮影だったので、50-400mmはしんどい!笑
なので予約して入荷連絡があったまま2ヶ月放置している「EOS R6 MarkII」をぼちぼちお迎えに行ってそれとまた撮り比べてみないとアカンなぁと思いました(笑)。水中ハウジングもNauticamやINONから発売されるのでこれからフルサイズミラーレスの購入を検討されている方は、R6 MarkIIは第1候補としておすすめです。
結局何が言いたかったのかといいますと、こうやって自分の使っているカメラを陸上のいろんなシーンで使うことで何が出来て何ができないのか、こういう状況ならどうすれば打率よく良い写真が撮れるのか、足りない機能、性能はなんなのか、などなど、己を知ることで水中撮影の腕もぐんとレベルアップし、次にカメラを買う時にも自分は何を欲しているのかをしっかり把握することができます。
という事で、水中写真愛好家のみなさま、陸上でも写真をたくさん撮ってくださいね(^o^)
以上、最後までお読み頂きありがとうございました!
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