新しく開発された回路/ソフトウェア
新しく開発されたソフトウェアは、光コンバーターをYS-D2ポジションで使用することを可能にしました。それにより、他社製TTLコンバーターとの互換性を向上しました。
新しく開発された回路によりコンパクトカメラなど、内蔵フラッシュを使用したTTL撮影での調光制度が向上し、より快適に水中撮影を楽しむことができます。
スイッチ・ダイヤルの操作性向上
光量調整ダイヤルとモードスイッチに採用された新しい形状は、厚手のグローブでも容易に操作できるようデザインが見直されました。
大光量、広照射角、さらに光の質を追求したストロボ
ガイドナンバー33(ISO100・m)の大光量、そして新開発「非球面トロイダルレンズ」を発光管の前に配置する事により、周辺まで均一な配光特性を持ち、外部光源として理想的な光を放ちます。
照射角はディフューザーなしで80°×105° 、付属のディフューザーを使用すると100°×110°に広がり、ソフトなライティングが可能となります。
※弊社はユーザー様への誤解を招かぬよう、ガイドナンバー(以下GN)と照射角の記載を、共に陸上の計測値に統一しております。
例えば、陸上で計測したGNと、水中の照射角を併記し、ドーム効果などにより水中で照射角が広がる、という場合には、水中でのGNは陸上で計測した値よりも著しく低下し、絞り込んでの撮影や、離れた被写体に適正な光を当てる事ができなくなります。
※※YS-D3と同じ単三電池を4本使用する、ある陸上用ストロボの場合、GNが60という表記がありますが、それは焦点距離200mm相当(=照射角12°)という条件が表記されています。照射角が狭くなれば、集光効果により照射部分の明るさは増します。
よって、同条件下で測定した照射角とGNを表記しないと、そのストロボが持つ光量が判断できないという事になります。
写真1枚目:非球面トロイダルレンズ
優れた速射性能 / シャッターチャンス優先2段階リサイクルタイム機能
ガイドナンバー(GN)16発光時においては待機時間0で発光可能。その倍の光量のGN22で発光時でも僅か0.8秒で発光可能となる、優れたパフォーマンスを発揮します。
また、YS-D3は2段階の発光可能サインを出します。
YS-D3がフル発光をした時、GN22を照射できるまで電力がストロボのコンデンサに溜まった段階で一度発光可能サインを出し、フル発光可能になった段階でもう一度サインを出します。これをLCDと音で通知します。
回遊魚などが素早く通り過ぎるような、1枚でも多く撮影したいシーンにおいて、より多くのシャッターが切れる機能です。
ターゲットライトの光量アップ
外観デザインのアクセントにもなっている、アルミの放熱リングが効率よく熱を放出し、ダイブライトとしての機能を持つほどにまで光量アップしました。
※旧機種のYS-D2との照度比較で、約4倍の光量
豊富なアクセサリーで撮影領域を拡大
ドームディフューザー
照射角が150°×170°にまで広がるディフューザー。フィッシュアイレンズ使用時や、ソフトな光でライティングしたい時に有効です。光量は約-1.5EV減少。
スヌート
ストロボ光をスポット光にするアダプター。内部のプリズムにより、ターゲットライトの光軸をストロボ光の光軸を完全に一致させる事ができます。照射口は25mm
フラッシュプリズム
光ファイバーケーブルを使わずに、YS-D3を発光させるための導光プリズム。(マニュアル発光のみ対応)
視認性抜群。暗い環境での撮影時に効果を発揮するバックライトパネル
モードスイッチの位置を変えるたびに背面のインジケーター色が変わります。ブルー(DS-TTLIIモード時)、ライトブルー(スレーブTTLモード時)、オレンジ(プリ発光あり対応マニュアルモード時)、グリーン(プリ発光なし対応マニュアルモード時)と、異なる色で識別することができるので、ナイトダイビング時でも操作系のポジショニングは一目瞭然です。
※光コンバーターと色を合わせる為、DS-TTLIIモード時の色をYS-D2から変更しました。
写真1枚目:DS-TTLII モード時
写真2枚目:(プレ発光あり)マニュアル発光モード時
写真3枚目:(プレ発光なし)マニュアル発光モード時
好みに応じて選べるアームとの接続方法
ストレートタイプのボールベースが付属されています。
用途に応じて、オプションでYSベースと新製品ストロボボールベース35が装着可能。
YSベース(YS-D1/D2/D3共通)
伝統のYSベース。上下方向の首振りが容易。
ストロボボールベース35(YS-D3のみ対応)
ストレートタイプに比べ35°の傾けたボールベース。ストロボを後方に下げる事が容易になり、ドームポート使用時の撮影に適しています。また、シンクロコードN装着時にはコードとボールクランプとの干渉を防ぎます。
写真1枚目:ストロボYSベース 品番28114
写真2枚目:ストロボボールベース35 品番28117
写真3枚目:ストロボボールベース35 セットイメージ
YS-D3 MKⅡ LIGHTNING・製品仕様
ガイドナンバー(陸上値 ISO 100・m) |
33、28(ディフューザー使用時) |
照射角 |
80°×105°、100°×110°(ディフューザー使用時) |
使用電池 |
次の単3形電池の同一種類を4本(1.5Vアルカリ単3形電池・1.2Vニッケル水素単3形電池) |
発光回数※1 |
アルカリ単3形電池:140回 / ニッケル水素単3形電池:220回※2 |
リサイクルタイム※1 |
ニッケル水素単3形電池:1.7秒 / アルカリ単3形電池:3.5秒 |
色温度 |
5800K |
ディフューザー使用時の色温度 |
5500K |
耐圧水深 |
100m |
本体サイズ |
幅92mm×高さ111mm×奥行147mm(ボールベース含まず) |
重量 |
610g(本体のみ、電池、ボールベース含まず) |
水中重量 |
約-20g(電池、ボールベース含む) |
その他 |
□調光方式:DS-TTL II、スレーブTTL、マニュアル発光(GN1 / 1.4 / 2 / 2.8 / 4 / 5.6 / 8 / 11 / 16 / 22 / 33)(11段階)
□プリ発光対応モード(プリ発光キャンセル機能)
□オートパワーオフ機能 : 30分無操作時
□シンクロコード:シンクロコードN(ニコノス5pinタイプ)/光ファイバーケーブル
□オーバープレッシャーリリーフバルブ
□LEDターゲットライト機能(二段階)
□チャージ完了音
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付属品・備考 |
ディフューザー、ボールマウント(ストレートタイプ)、シリコングリス |
※1発光回数、リサイクルタイムはFULL発光時の値で電池メーカーや温度、使用頻度によって異なります。
※2 ニッケル水素電池の発光回数、リサイクルタイムのデータ値は2500mAh(eneloop pro)で計測したものです。
※当社純正以外の光ファイバーケーブルを使用すると、調光性能に悪影響が出るなどストロボ本来の性能を発揮できない場合があります。純正光ファイバーケーブルのご使用をお勧めします。
【使用上のご注意】
指定外の電池(リチウム一次電池等)を使用しないでください。液もれ・発熱・破裂により、けがや火傷の原因となることがあります。
アンティス製の光コンバーターではD3の受光感度が弱く発光しませんので、アンティスハウジングをご使用の方はINON製ストロボと組み合わせてお使いください。
YS-D3 MKⅡ LIGHTNING 関連アクセサリー
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スヌート
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ドームディフューザー