GoPro® HEROシリーズに対応する水中クローズアップレンズについて、さらにラインナップを拡充します。
新しいクローズアップレンズは、発売中の「 UCL-G165II SD 」に比べて2倍の高倍率を実現した「UCL-G100 SD」です。(倍率は何れもスケール比。面積比の倍率はスケール比の2乗となります。)
UCL-G100 SDでは最短撮影距離が直感的に分かる接写装置が付属しており、ピント合わせを強力にサポートします。
接写装置から伸びる距離棒の幅は、左右の撮影範囲(F.O.V.広角時)を示しており、不要な場合は瞬時に距離棒を跳ね上げできる機構になっています。またこの距離棒は、左右のほか上下にもセット可能です。
接写装置はレンズ本体を前後から挟み込んで固定する方式なので、運搬時はレンズから取り外すことが可能です。
撮影場面に応じたそれぞれのレンズ特性
発売中の UCL-G165II SD は、広い画角と深い被写界深度を生かして周辺環境を写し込むマクロ撮影に適したレンズです。UCL-G100は、GoPro®単体時とあまり変わらない水中画角のまま大幅に最短撮影距離を短縮し、同クラスのレンズでは被写界深度も深い、扱いやすいオールマイティなクローズアップレンズです。
GoPro®カメラの視野角を変更してさらに拡大
それぞれの接写装置の距離棒は、GoPro®の視野角が「広角」時の撮影幅をカバーしています。
GoPro®には数種類の視野角設定があるので、設定を「リニア」等の画角へ変更することで、さらに高倍率に撮影することが可能です。
4K等の高解像度で「1.4倍」程度のズーム比で撮影すれば、画質劣化が比較的少ない状態で被写体の拡大率がさらに上がります。
Video by : 瀬戸口 靖 / Yasushi Setoguchi
確実にピント合わせができる接写装置(PAT.P)
付属する接写装置の距離棒は、F.O.V.(視野角)広角時の撮影幅をそれぞれカバーしています。
UCL-G100 SDでは距離棒の先端が最短撮影距離を示しており、この先端から8.2cmの被写界深度があります。距離棒でピント合わせを行い、背面モニターで構図を確認すればピンボケのない高倍率なクローズアップ撮影が手軽にできます。
距離棒は根元から360°回転し、90°ごとのクリックを設けているので、不要な場合は瞬時に跳ね上げることが可能です。また左右のほか上下にも取付可能です。接写装置の本体はレンズを前後から挟んで固定しているので、使用しない場合はレンズから取り外すことができます。
写真2枚目:俯瞰撮影を可能にし、近くに石などの障害物があっても、距離棒をたたむことで、簡単にピントを合わせることができます。
仕様
レンズ構成 |
2群2枚 |
本体材質 |
耐腐食アルミ合金、耐摩擦性ポリカーボネート |
硝材 |
光学ガラス(両面コーティング) |
水中画角 |
約90° |
被写界深度 |
7.0cm~15.2cm |
対応カメラ |
HERO4以降のGoPro® |
大きさ |
・レンズ本体
外径77mm、全長26.8mm
・接写装置装着時
W172×H 91×D95mm[距離棒使用時]
W172×H125×D29mm[距離棒収納時] |
重量 |
174g (レンズ本体・陸上)
49.6g (接写装置単体・陸上)
102g (接写装置装着時・水中) |
実用耐水深 |
60m |
マウント規格 |
イノンSDマウント |
備考 |
取付にはGoPro®純正ハウジングに対応する「SDフロントマスク」が別途必要です取付にはGoPro®純正ハウジングに対応する「SDフロントマスク」が別途必要です |