水中三脚システム
「水中三脚ハブ」を基幹パーツとして、雲台部と脚部を自由に組み合わせることが可能な水中用三脚システムです。陸上や淡水中での使用はもちろんのこと、材質・表面処理・部品の取り付け方法などを見直すことで、塩分を含む海水中での使用にも耐えられる構造になっています(*1)。
(*1) ご使用後は必ず真水で塩分をよく洗い流し、取扱説明書のメンテナンスの項に従って各部へのグリスアップを行って下さい。
カスタマイズする水中三脚
水中三脚ハブは、ライティング用のイノンアーム「カーボン伸縮アームSS/S/M/Lボディ」や「スティックアームXS-T/SS-T/ S-T/M-Tボディ」を脚部として利用します。好みの長さのアームを選んでねじ込んで取り付け、三脚を構成できます。
エレベーターには雲台取り付けネジ(U1/4)が備わっており、「水中3ウェイ雲台」や、シューベース各種の「1/4-20UNC雲台ユニット」「M6雲台ユニット」の取り付けが可能(*2)。直接カメラハウジングを載せて、簡易的な三脚としても使用できます。
(*2) 上下分割構造を採用している「シューベース 1/4-20UNC」「シューベース M6」のみ取り付けが対応しています。また雲台ユニット部は、保守部品として販売しています。
水中三脚ハブ「脚部」接続対応製品
・スティックアームXS-T/SS-T/S-T/M-Tボディ
・カーボン伸縮アームSS/S/M/Lボディ
水中三脚ハブ「エレベーター部」接続対応製品(1/4-20UNCネジ)
・水中3ウェイ雲台
・Dホルダー三脚アダプター
・シューベース 1/4-20UNC 雲台ユニット
・シューベース M6 雲台ユニット
・シングルライトホルダー・LE三脚用
・シングルライトホルダー・LF三脚用
・三脚アダプター
・SDマウントケージ for HERO3/3+/4
・SDフロントマスク STD (付属の変換プレート使用)
・SDフロントマスク for HERO5/6/7 (付属の変換プレート使用)
・SDマウントベース for TG-Tracker (付属の変換プレート使用)
・SDマウントベース UWH1 (付属の変換プレート使用)
・1/4インチ 20UNC規格のネジ穴(深さ5mm以上)を備えたカメラハウジング
開脚角度は3段階
脚の取り付け部分にある「開脚ストッパー」の操作により、開脚角度は「標準ポジション」「ミドルポジション」「ローポジション」の3段階に調整できます。また、3本の開き角度を別々に調節することで、傾斜地や不整地でも、エレベーターをまっすぐ据えることができます。
角度切り替え時の固さは、ハブ本体と脚部取り付け部を固定しているボルトの締め付けで調節可能です。
センターポール式エレベーター
センターポール式エレベーターは、2分割構造。ローポジション時には、エレベーター下部を取り外すことで、より地面に近い位置にセットできます。付属のエレベーター下部には、追加の「エレベーター下部」(¥1,200/税込み¥1,320)を連結可能。エレベーター下部1本につき全高を145mm伸ばすことができます。
エレベーターを上下逆さまに取り付けることで、ローポジション撮影や、三脚の真下にカメラを向けた撮影が可能です。
ゴムとスパイクの「2ウェイ石突」
ゴムとスパイクの切り替え式「2ウェイ石突」が付属。アームボールの先端にねじ込んで取り付けます。ゴムを回転させるとスパイクに切り替わり、三脚の設置条件に合わせて使い分けできます。
ウエイトを取り付けて安定性アップ
三脚の安定性を高めるために、一般的なストーンバッグ等を取り付けるほか、付属のストラップホールを利用してウエイト等を吊り下げたり、脚のアームボールを利用してイノン「ウエイトプレート」を取り付けたりすることも可能です。
全高:脚を全段伸ばし(カーボン伸縮アームのみ)、標準開脚にセットし、エレベーター上げ止まり状態でのカメラ取付面までの高さ。
エレベーター下げ全高:全高と同条件で、エレベーターを下げた状態での、カメラ取り付け面までの高さ。
地上最低高:開脚角度をローポジションにセットし、一番低くした状態の高さ。
縮長:三脚持ち運び時の長さ。閉脚・折りたたみの状態。
(*)エレベーター下部を取り外した状態での数値です。エレベーター下部は地面に干渉するため使用不可。