UCL-G165 SDがあれば、レンズ前数cmまで被写体に迫り、より大きく写せるようになります。
■対応機種
・オリンパス STYLUS TG-Tracker
・ソニー FDR-X3000/X3000R
・ソニー HDR-AS300/AS300R
・GoPro® HERO10 Black
・GoPro® HERO9 Black
・GoPro® HERO8 Black
・GoPro® HERO7 Black
・GoPro® HERO6 Black
・GoPro® HERO5 Black
・GoPro® HERO+ LCD
・GoPro® HERO+
・GoPro® HERO
・GoPro® HERO4
・GoPro® HERO3+
・GoPro® HERO3
●最短撮影距離の大幅な短縮
アクションカメラはピント合わせの必要が無い、パンフォーカスカメラです。しかし、レンズ前数十cm(例えばGoPro®は理論上陸上で約60cm以内)ではピントが合わず、被写体に接近してアップで撮影することはできませんでした。コンパクトデジタルカメラ用の一般的なクローズアップレンズをアクションカメラに使用しても、画面四隅にケラレが発生したり、ピントを合わせられないほど被写界深度が極端に狭くなったりします。UCL-G165 SDレンズは、アクションカメラのユニークなレンズ特性に合わせて専用設計した、ワイド系のクローズアップレンズです。水中での被写界深度は、GoPro® HERO10 Blackでは「5cm~35cm」。最短撮影距離が短縮され、被写体に接近した迫力ある撮影が可能となります。
※陸上での被写界深度は、カメラレンズの焦点距離・明るさ・CCD画素ピッチより求めた理論値です。水中での被写界深度は、当社にて実測した、レンズ最前面からの被写界深度です。
●マクロ撮影に適した画角
GoPro® HERO10 Blackの最大画角は、陸上で約151°(当社実測値)。純正ダイブハウジングに入れて水中に持ち込むと、水の屈折率の影響等で、水中約94°へ画角が狭くなります。UCL-G165 SDレンズは、水中110°へ僅かに画角を広げます。UFL-G140 SDの超広角140°に比べ、水中110°の方が、被写体が画面を占める割合が大きくなり、生物などの躍動感あふれるショットが撮影できます。
※画角は、当社にて実測した陸上画角、及び陸上画角から算出した水中画角です。GoPro®社が公表しているものではありません。HERO3+ SilverおよびHERO3 Silverの最大画角は、陸上約142°とBlack より挟角のため、本レンズを装着した場合、水中最大画角は110°を下回ります。White Editionは未検証です。
●プロレベルの映像品質
UCL-G165 SDの光学系は、ガラスレンズ2群2枚構成。レンズ2枚ともに高屈折率ガラスレンズを採用することで、高いパフォーマンスに対して、極限まで製品サイズを小型化しました。レンズ2枚の4面全てに減反射コートを施すことで、ゴースト・フレアを抑制し、アクションカメラのマスターレンズの描写性能を引き出します。
※弊社対応のSDフロントマスク以外で使用した場合、レンズとアダプターが最適化されていないため、著しく画質が低下する可能性があります。他社の類似アダプターでのご使用は推奨致しません。メーカー保証の対象外となります。
●SDマウントでワンタッチ交換
取り付け部規格にバヨネットマウントの、イノンSDマウントを採用。水中においても、レンズの着脱・交換が即座に可能です。
アームなどにレンズを保持するための「ADレンズホルダー」に対応しています。
[付属品]
-
AD/SDレンズ共通
リアキャップ
-
UFL-G165 SD
フロントキャップ
仕様
サイズ |
外径77mm、全長25.2mm |
重量 |
200g (陸上) / 約 121g (水中) |
マウント規格 |
イノンSDマウント |
実用耐水深 |
60m |
本体材質 |
耐食アルミ合金(硬質黒アルマイト)、ポリカーボネート等 |
硝材 |
光学ガラス(両面コーティング) |
レンズ構成 |
2群2枚 |
焦点距離 (*1) |
165mm(水中専用) |
(*1) UCL-G165 SD単体の焦点距離。マスターレンズとの合成焦点距離を示すものではありません。
メーカー |
カメラ |
UCL-G165 SD装着時の 被写界深度範囲 (*2) |
GoPro (*3) |
HERO10 Black HERO9 Black HERO8 Black HERO7 Black HERO6 Black HERO5 Black HERO4 HERO3+ Black HERO HERO+ HERO+ LCD |
5cm~35cm |
HERO3 BLACK |
7cm~∞ |
オリンパス |
TG-Tracker |
2cm~15cm |
ソニー |
FDR-X3000 HDR-AS300 |
5cm~35cm |
(*2) 当社で実測した、レンズ最前面からの被写界深度です。水中目測距離は、表中の値÷1.33となります。
(*3)HERO10 Black、HERO9 Black、HERO8 Black、HERO7 Black、HERO6 Black、HERO5 Black、HERO4、HERO3+ Black、HERO3 BLACK、HERO、HERO+およびHERO+ LCDでの水中実測距離。他のEditionは未検証。
【UCL-G165 SDをご利用の際の注意】
* UCL-G165 SDレンズは水中専用設計のレンズです。陸上での使用は、想定されていません。陸上ではケラレが生じます。
【GoPro製品使用時の注意点】
*カメラの視野設定(FOV)は、[広角(Wide)]/[超広角(Ultra Wide)]にセットしてご使用下さい。[中間(Medium)]や[挟角(Narrow)]にセットすると、本レンズの性能を充分に発揮できません。
* [SuperView™]には対応していません。SuperView™モードは、4:3のアスペクト比でで得られるカメラセンサーの映像を、16:9のアスペクト比に収まるよう、カメラ内部で映像の両端を引き伸ばす機能です。フレームの端が若干横に引き伸ばされてしまうため、アタッチメントレンズを装着すると、収差がより助長されます。UFL-G140 SDレンズを装着の際は、SuperView™の使用はお勧めしません。
* 本レンズ装着時は広角な画角になるため、外部光源(LEDライトなど)をご使用の際は、カメラのスポットメーターを[ON]にすることをお勧めします。[OFF]の状態で画面中心に光源が当っていると、白飛びする場合があります。
【TG-Tracker使用時の注意点】
* 本レンズを装着の際は、手振れ補正機能(IS)を[ON]にセットして下さい。[OFF]ではケラレが生じます。
* TG—Trackerは近接撮影でのピントに強いカメラである特性上、本レンズを装着した場合、被写界深度の実用範囲は2cm~15cmとなります。実用範囲よりも遠方にいくにしたがって、被写体のピントがボヤけます。
【FDR-X3000/HDR-AS300使用時の注意点】
* 本レンズを装着した動画撮影の際は、ブレ補正を[Act]にセットして下さい。[Std]や[OFF]では僅かにケラレが生じます。静止画を撮影の際は、ブレ補正を[ON]に設定して下さい。ブレ補正を[Act]や[ON]にセットしていても、激しくカメラ本体を揺らした場合はケラレが生じます。
* カメラの画角設定は、[W ワイド]にセットしてご使用下さい。[M ミディアム]や[N ナロー]にセットすると、本レンズの性能を充分に発揮できません。